当社製品に対する新型コロナウイルスを用いた試験について

感染経路の遮断は、感染拡大防止のためにも特に重要な対策です。手指衛生の重要性は、既によく知られていますが、微生物の中には、環境表面で長期間存在するものもあり、特に医療関連施設にとっては、環境整備もまた、重要な感染対策の一つになります。
実際、国立感染研究所の発表(*1)によりますと、クルーズ船における環境調査では、SARS-CoV-2の遺伝子は、まくら、机、電話受話器、テレビリモコン、椅子の取手、トイレ周辺環境から頻回に検出されておりました。環境表面が汚染された状態では、感染リスクが上がると考えられています。
未だに終息がみえず、経路不明及びクラスターによる感染が拡大している新型コロナウイルスへの対策として環境整備を行うことが、感染経路の遮断に寄与すると考えられます。

一般的に環境清拭ワイプ製品は、対象となる微生物や材質によって使分けが必要な場合もあり、医療現場の業務が煩雑になりがちになるともいわれています。最近、様々な場所で飛沫飛散防止用アクリル板が使用されておりますが、高濃度アルコールのダメージを受ける場合もあり、環境清拭ワイプの製品選定は特に重要になってきます。
また、これら製品のほとんどは薬事非該当（雑品）であり、製品の効果・効能を標ぼうすることができないため、使用者としては、製品の選定が困難になる場合があります。

独自の処方と特殊なクロスで、幅広い素材適合性と優れた拭き取り力、除菌力を併せ持つ低アルコール環境清拭ワイプです。アルコールを含有している為、適度な速乾性がありますが、血液を凝固させることなく、タンパク汚れと共にしっかり拭き取り、洗浄と除菌が同時に行えます。また、アルコールが不適とされる合成皮革の表面（ポリ塩化ビニル）や医療機器に使用されているアクリル樹脂をはじめとする様々な素材に対して使用が可能ですので、超音波プローブなどのノンクリティカル医療機器を含む様々な機器表面、タッチパネル、スマートフォン、タブレット端末など、機器や設備に幅広くお使いいただけます。

アルコールに敏感な医療機器や環境表面に使用できる第四級アンモニウム塩含浸ワイプです。素材適合と洗浄力が高く、様々な場面でお使いいただけます。また、詳細は非公表とさせていただいておりますが、独立行政法人製品評価技術基盤機構（NITE）より発表された(*2)、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤の一部を含有しております。